【豊中市】昔、豊中市にあった原田城をご存知ですか? 「原田城跡 旧羽室家住宅」は、土・日に一般公開されています。
豊中市に昔、お城があったことはご存知ですか。お城と言っても、天守閣のある江戸時代のお城ではありません。小規模城館と呼ばれるものとのことです。現在も原田城があった場所に、土塁が残されています。
土・日の12:00〜16:00に無料で一般公開されている「旧羽室家住宅」は、1937年(昭和12年)に原田城跡の主郭の一部の土地を、羽室氏が購入して建築した建物です。
「旧羽室家住宅」は、延床面積約460㎡の木造二階建ての母屋(離れも含む)、二階建ての土蔵、平屋建ての納屋の3軒からなる建物とのこと。和洋折衷の昭和モダンの建物です。
フローリングの応接間に隣接したサンルームがあり、羽室氏は洋犬を飼われていたようです。
暖炉にはガスストーブを設置していたそうです。ガスストーブの下に敷いているタイルは、かなり貴重なものだそうです。
和風の離れです。茶室の機能もあったようです。床の間に松の一枚板を使用していたり、欄間の造形は部屋ごとに違っていたり、派手ではないけれど、細部までこだわった作りをしていました。
羽室氏はカメラが趣味とのことで、暗室までありました。
16世紀原田城とその周辺を推定復元した模型が、旧羽室氏住宅の増築部分に設置されていました。
土塁をスタッフの方に案内して頂きました。みなさん、とても詳しく説明して下さります。ここは16世紀後半のまま残っているんですね。
「原田城跡 旧羽室家住宅」はNPO法人とよなか・歴史と文化の会のみなさんによって、管理・運営されています。
原田城跡 旧羽室家住宅では、色々なイベントも開催されていて、1月19日は「新春餅つき大会」があり、たいへん賑わっていました。「原田城跡 旧羽室家住宅」に、行かれてみてはいかがでしょうか。(2025年1月19日記事作成)
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